弱虫ペダル

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現在の自転車ブームとも呼ぶべき現象を、

若い層に作り出した最も貢献度の高いマンガ

「弱虫ペダル」について取り上げます。

弱虫ペダル(1) (少年チャンピオンコミックス) [ 渡辺航 ]

このブームが起こっている中、

「マンガ描かれている内容と

実際に競技が食い違っているのではないか?」

という意見が多くあるようです。

 

しかしスポーツマンガでは弱虫ペダルとは

比較にならないほどの飛躍があったり、

ルールが正反対になっている作品もあります。

 

あくまでマンガですので、

「ルール違うじゃん!」

と言う否定的な意見ではなく

一ファン目線で読んでいきましょう。

弱虫ペダルとロードレースとの違い①「インターハイ」

自転車競技

マンガ「弱虫ペダル」での

最激戦はもちろんインターハイ!

 

マンガでは3日間の

ステージレースのような描き方ですが、

本当のインターハイにおけるロードレースは

「1日1発勝負で勝敗を決する」

という大きな違いがあります。

 

この描き方は、世界で行われている

ツール・ド・フランスのレースで見られます。

 

日々刻々移り変わる競技推移が

ハラハラ感を演出する目的で

こちらのルールを取り入れ描かれているのでしょう。

弱虫ペダルとロードレースとの違い②「スタート」

インターハイ

仮に、インターハイでも

ステージレースがあった場合を想定しましょう。

 

しかし、この場合でも

一般的に2日目スタートでは

一斉に同時スタートします。

 

マンガの中では

「前日のタイム順位でスタート時間がズレる」

ということですが、

本当のステージレースでは

このようなことはありません。

 

これは箱根駅伝やスキーの複合競技などに

見られるシステムですね。

 

そのため、実際には2日目に

トップでゴールしたチームでも

前日のタイムとの合算で負けている場合があり、

視覚的には派手さがありません。

 

実際の走り具合と順位を

分かりやすくする為に

描かれているのだと思われます。

弱虫ペダルとロードレースとの違い③「各賞」

ロードレース

海外では多くがステージレースですが、

「実際のインターハイでは総合優勝しか無い」

というのも驚きではないでしょうか?

 

弱虫ペダルでよく取り上げられる

ステージごとの各賞などは

設定されていないんですよね。

 

マンガでは試合の進行状況を盛り上げるために、

分かりやすく各賞を

本場並みに設けていると思います。

 

上に3大相違点をご紹介しましたが、

この他にも実際のステージレースでは

「逃げ戦略」というものがあったりします。

 

しかし、私は全くこれを

批判するつもりはありませんし、

ものすごく影響されて実際にロードバイクを

買ってしまった程好きになった作品です。

 

実際に違いは大きいのですが、

弱虫ペダルは少年ジャンプに合うように

うまく描かれたマンガでしたね。

この記事の監修者

スポーツ解説MEN
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