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今や中国1強を崩し、
卓球大国となりつつある日本。
そんな日本でもテレビなどで
よく取り上げられ、人気のあるのが
「団体戦」ですよね。
しかし、色々な大会があって、
「試合の流れが分からない」
「人数は何人出場できるの?」
と思う方も多いでしょう。
大きく分けると
①世界卓球選手権
②ITTFワールドカップ
③オリンピック
④インターハイ
(高校生全国大会)
⑤全中
(中学生全国大会)
と分かれています。
この①~③が
「卓球の三大国際大会」
と言われており、
私たちがテレビで観てニュースなどで
大きく取り上げられるのは
たいていこの大会でしょう。
そこで今回はこの大会別での
人数やルールをしっかりと
解説していきたいと思います。
卓球団体戦ならではのルールとは!?
まず最初に、団体戦ならではの
面白いルールがあります。
よく卓球は掛け声
「チョレイ」「サァー」「ヨー」「ハォ」
など、人により特徴があって
話題となりますよね。
相手に威圧感を与え
試合の邪魔に
なりそうな掛け声も
ありますが、これらは
認められています。
ただし、団体戦ではこれに気を付けないと
「反則となるルール」があります。
それは控えの選手や監督など、
試合中に選手に声をかけたくなる
場面が多々ありますが、それらは
「アドバイスとみなされ退場」
となる場合があります。
試合中、戦っている選手以外が
静かなのはこの為なんです。
卓球では得点や態度に対して
異議を唱える事ができるのは
監督だけと言う決まりがあります。
とは言え、団体戦はチームの戦いなので、
控えの選手が監督にタイムを取るように
要請している姿も見受けられますよね。
「世界卓球選手権」団体戦の人数やルールは?
やはり1年に1回で、
日本でテレビで最も
取り上げられているのはこの
「世界卓球」でしょう。
この大会の特徴として、一年毎に
奇数年は個人戦
(2015年、2017年、2019年、2021年)
偶数年は団体戦
(2016年、2018年、2020年、2022年)
と交互に変わっています。
個人戦は通常のトーナメントで、
団体戦では選手の人数は全部で
「3人」です。
試合を行い、
先に3勝した方が
勝ちとなります。
では、2018年
「世界卓球 女子決勝戦」
を例に見てみましょう。
結果「日本 1-3 中国 」
第1試合「伊藤美誠 3-2 劉詩雯」
11-9
8-11
5-11
11-8
12-10
第2試合「平野美宇 0-3 丁寧」
6-11
10-12
11-13
第3試合「石川佳純 0-3 朱雨玲」
4-11
7-11
8-11
第4試合「平野美宇 0-3 劉詩雯」
6-11
6-11
10-12
つまり、11点マッチを
先に3ゲーム取ると1勝、
そこで3勝すればチームの勝利となります。
なので、3戦目で決まらなかった場合、
最初に出た3人の誰かがまた出場します。
「ワールドカップ」団体戦の人数やルールは?
選手の人数は世界選手権と同じく、
「3人」です。
基本的には世界卓球と同じですが、
「1試合目がダブルス」
になり、その後シングルス最大4試合の
3勝先取したチームの勝利というルールです。
では、こちらも2019年の
「ITTF卓球ワールドカップ 女子準決勝」
を例に見てみましょう。
結果「日本 3-1 韓国 」
第1試合(ダブルス)
「石川佳純&平野美宇
1-3
SHIN Yubin&田志希 」
7-11
8-11
11-7
10-12
第2試合「伊藤美誠 3-2 崔孝珠」
8-11
11-3
10-12
11-3
11-6
第3試合「平野美宇 3-0 田志希」
11-2
11-5
11-9
第4試合「伊藤美誠 3-1 SHIN Yubin」
8-11
11-7
12-10
11-9
こう見ると、1試合目以外は
同じなのが分かりますね。
この後の決勝戦は
中国に0-3で
負けてしまいました。
個人戦では平野美宇選手が
「中国世界ランク1位に勝った」
というニュースも増えてきましたが、
団体戦では勝つ確率の低い相手に
3勝もしないといけないので
まだ中国1強を崩せていないのが
現状なんですよね。
「オリンピック」団体戦の人数やルールは?
選手の人数はまたまた
世界選手権と同じく「3人」です。
オリンピックでの方式は
「ワールドカップ」とほとんど同じですが、
ダブルスが1戦目ではなく
3戦目となるところが異なります。
言うまでもなく、
「4年に1度」
選手にとって
最も大きな試合
と言えるでしょう。
プロの選手は
このオリンピックに選ばれる為、
世界卓球やワールドツアーなどで
頑張っているんですね。
何気にオリンピックがスポーツで
一番盛り上がるのに
「何で4年に1度しかしないの?」
と疑問に思ったことありませんか?
その答えが気になる方は
こちらの記事も読んでみて下さいね。
「東京オリンピック」団体戦の人数やルールは?
東京オリンピックでも
選手の人数は「3人」です。
先ほど紹介したように、
ロンドン・リオオリンピックまでの
団体戦では3戦目がダブルスでしたが、
東京オリンピックでは
ダブルスが1戦目になります。
ここの変更の意図は分かりませんが、
つまり「ワールドカップと同じルール」
となります。
東京オリンピックでの
卓球種目は
①男子シングルス
②女子シングルス
③混同ダブルス
④男子団体
⑤女子団体
の5種目行われます。
「インターハイ・全中」団体戦の人数やルールは?
◇インターハイ(高校生全国大会)ルール
選手の人数は全部で「4人~6人」です。
高校生の頂点を
決める大きな大会です。
この4名と言うのはダブルスで出た選手が
後半のシングルスでも出場して良い為、
最低4人、最大4人となっています。
試合順は
シングルス2試合
ダブルス1試合
シングルス2試合
と言う流れになり
5試合中、先に3試合勝利した方が
勝ちとなります。
◇全中(中学生全国大会)ルール
選手の人数は全部で「6人」です。
名前の通り、
中学生のトップを
決める全国大会です。
インターハイと違い全試合で
違う選手を出す必要があります。
試合順はインターハイと同じく
シングルス2試合
ダブルス1試合
シングルス2試合
と言う流れになり
5試合中、先に3試合勝利した方が
勝ちとなります。
卓球団体戦の選手選考基準・順番の選び方は?
最後に簡単ですが
「どうやって選考されるのか?」
「順番は選び方は?」
といった疑問もみておきましょう。
大会によって詳細は違うので
細かいことは解説しませんが、
基本的には
「卓球世界ランキングの上位者」
が選ばれます。
大きな大会毎に
ポイントが決まっており、
大きな大会ほど
ポイントも
高くなっています。
実際卓球のテレビでもよく出てくる
「世界ランキングって何?」
と疑問に思った方は
こちらの記事を参考にして下さいね。
また、団体戦における選手の順番ですが、
「1試合目で波に乗るには誰を使うべきか」
「過去の相手との勝率、相性はどうか」
などを考え、相手の出場選手を
監督読みながら考えています。
しかし、よくある特徴として
「第1試合はエース選手が多い」
「ダブルスはシングルスが強い2人」
などが挙げられます。
選手もいますが、
団体戦はあくまで
ダブルス1戦のみ。
3人しか選考されないので
ダブルス特化選手は
出れないんです。
どうでしたか?
複雑な卓球団体戦ですが、
できるだけ分かりやすく解説してきました。
これで皆さんがさらに卓球を観て
楽しめると嬉しいです。
この記事の監修者
- 普通の社会人スポーツオタク2人組です。スポーツの面白さを共有したく立ち上げたサイトです!「分かりやすかった!面白い!」などのコメントですごく喜ぶ2人です。
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