卓球ラバー

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日本でも卓球は人気が加速し、

卓球をしたりテレビで試合を観る方も

どんどん増えているようです。
 

そんな卓球の試合を観ていると、

「試合開始前にラケット交換してる?」

「ラケットの表裏の色は何で赤と黒?」

など気になった方も多いでしょう。

卓球選手は自分の
プレースタイルに合った
・ラケット
・ラバー
を選んでいます。
スポーツ解説
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マンガ喫茶や温泉にあるラケットは

ラバーを貼りかえれない

初心者用のものなんですね。

 

では、今回は卓球上級者だけでなく、

初心者にも分かりやすく

ラケット・ラバーのルールについて

解説していきたいと思います。

卓球の試合前にラケット交換するのは何で?

ラケット交換

テレビでもこんなシーンを見ますよね。

 

2~3秒パッ見たら

ラケットを返すこの動作、これは主に

「表裏のラバーの種類・厚み」

を確認しているんです。

 

たかだかラケットやラバーくらいで

「そんなに変わるの?」

と思う方も多いかもしれませんが、

全く回転のかからない

「表ソフトラバー」

回転をかけやすい

ボールがくっつくほど

「粘着性裏ソフトラバー」

などラバーだけでも特性は様々です。

つまり、
ラケット+ラバー
でその選手の
プレースタイルが
分かるんです。
スポーツ解説
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卓球において、ラバーがいかに

重要か分かってもらえた所で、次は

「ラバーの色が赤と黒」という所に

注目してみましょう。

卓球ラケットのラバーが赤と黒の理由は?

実は卓球ができた頃は

「ラバーの色に決まりは無かった」

のです。

今では
考えられませんが、
・イエロー
・ブルー
・グリーン
・ピンク
のラバーが
あったんです!
スポーツ解説
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しかし、卓球の歴史が進むにつれて

赤と黒という色に統一されました。

 

その赤色と黒色になった理由は

ボールを打った時に

「相手が最も判別しやすい色」

という単純な理由なんです。

 

相手が打ち返すのに苦労しない色を

選ぶことでラリーを長くして

プレーの面白さをより良くしよう

と言った試みから今にいたります。

 

しかし、ここで驚きの事実が!

国際卓球連盟より、東京五輪後から

「ラバーの色の自由化が決定」

しているんです。

東京オリンピック

黒色のラバーは絶対ですが、

片方の色は自由と言うルールです。

 

意図としては、近年の卓球ブームにのり

「昔の地味なスポーツ」のイメージを

「オシャレでカッコいいスポーツ」

に変えていこうと言う試みでしょう。

 

この色と言う点で、実は

「卓球台の色も驚きの理由で変更された!」

と言うことはご存知でしょうか?

気になる方はこちらも読んで下さいね。

卓球ラケットの色が表裏違う理由は?

1983年の世界選手権大会で

ある無名の選手が優勝しました。

 

その際に使用したラケットが

表面:黒色の粘着ラバー
 

 
裏面:黒色のアンチラバー
 

 
というラバーを両面で使い分けたのです。

 

このラバーの特徴として

表面の粘着ラバー:回転が強い

裏面のアンチラバー:無回転

と全く反対の特性を持ちます。

この回転の違いを
表裏が同じ黒色で
使用した為、
相手選手は回転に
惑わされ
敗北したのです。
スポーツ解説
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このことから、

「選手の力ではなく道具の力で勝った」

と判断され、

表裏の面には異色のラバーを張ること

とルールが変更になりました。

 

さらにその数年後、先程の

赤と黒という色も決められたんです。

 

ラバーだけでなく、

「卓球ボールのルールも知りたい!」

と言う方はこちらの記事を

読んでみて下さいね。

では、最後にラバーではなく、

卓球ラケット自体の規定も見ましょう。

卓球ラケットのルールは?

卓球ラケット

ラバー:ブレード部は4ミリ以下
ブレード:85パーセント以上が木材
グリップ:握りやすく加工して良い
打球面:加工は禁止
公認:JTTA、ITTFラケットのみ
ラケット:大きさ、重さに規定無し

 
以上のようになっています。

こうやってみるとラケットの

「大きさや重さには制限が無い」

のは驚く方も多いのではないでしょうか?

 

とは言え、大きなラケットは

重くなるので結果的に

球を拾うことができませんよね。

 

もう少し詳細な

ラケットのタイプなども知りたい方は

こちらの記事を読んでみて下さいね。

どうでしたか?

卓球というスポーツは

ラリーが続けば続くほど面白いです。

 

そのラリーがすぐに終わらないよう、

ラケットの歴史も変化してきました。

 

これからもラリーの長い意地と意地の

ぶつかり合いを観たいですね。

この記事の監修者

スポーツ解説MEN
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